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2006年11月29日
PCや携帯電話の廃棄、世界的問題に・・・
国連環境計画(UNEP: United Nations Environment Programme)は、有害廃棄物による環境問題の解決などを目指す「有害廃棄物の越境移動およびその処分の規制に関するバーゼル条約」(以下バーゼル条約)の第8回締約国会議(COP8: 8th Meeting of the Conference of the Parties to the Basel Convention)の開催を発表した。
UNEPは、COP8の開催に当たり、有害廃棄物を巡る深刻な現状を指摘。例えば、欧州でIMPEL(European Network for the Implementation and Enforcement of Environmental Law)が実施した調査結果によれば、欧州の17の港で輸出貨物の検閲が行われた結果、過半数が廃棄物関連の輸出に関わっており、その48%は違法な有害廃棄物を含む貨物であったという。特に近年は、PCや携帯電話を中心とした"e-waste"と呼ばれる電子機器類の有害廃棄物の増加が大きな問題となっているようで、現在、世界のe-wasteの年間総量は2,000〜5,000万トンに上り、今後も増加の一途をたどると考えられている。
バーゼル条約のExecutive Directorを務めるAchim Steiner氏は「ますます多くの人々が、有害廃棄物による深刻な被害を受けて、健康を害する危険性が高まっており、地球環境にもたらされる損害も甚大なものとなっている。バーゼル条約を通じて、有害廃棄物を最小限に抑えられる、クリーンな技術開発や製造プロセスの促進に努めていきたい」とコメントした。
また、同Executive Secretaryとなる桑原幸子氏は「よく実態を把握できている問題にこそ、的確に取り組んでいくことも可能となり、まずは有害廃棄物について、どこから発生して、どこへ流れていっているのかを明解につかむことが求められる。正確な情報が多いほど、違法な有害廃棄物の輸出入問題への対応も進めやすくなるだろう」と語り、各国の連携強化などを訴えた。
今月27日〜来月1日にかけて、ケニアのナイロビで開催されるCOP8には、約120カ国の代表者が集い、新たな規制強化方針などの議題で討議が進められるという。
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